〜バージンロードの美しい歩き方〜
私のお仕事の一つに花嫁レクチャーがあります。
花嫁レクチャーってどんな事?
と言いますと。実際に結婚式を挙げる前に
スムーズに美しい所作を行えるようにコツなどをお伝えするのです。
バージンロードのキレイな歩き方
腕の組み方
お父様から新郎様へのバトンタッチの仕方
指輪交換の失敗しない持ち方。
※指輪の持ち方一つで落としにくかったりするんです。
ベールアップの美しい上げ方
署名書のルール
などなど。結婚式を挙げる場所によってルールが変わる事は
ありますが、
使える技を伝授しております。
中でもバージンロードの歩き方は大変重要です。
レッスンを行う中でバージンロードの意味をお伝えし、
※バージンロードには新婦の誕生、そして新郎と歩いて行くこれからの道などの意味があるんです。
「前を見ましょうね。」
とお伝え致しますが実際に歩いて頂くと結構な確率で下を向かれてしまいます。
慣れないドレスに履き慣れない靴。歩き方は右足から?
とネットなどで様々な情報が飛び交っているため
頭でっかちになってしまわれる花嫁さんが結構いらっしゃるんですね。
先日こんな事がありました。
とあるゲストハウスさんでの事。
一通り流れを説明し、いざ歩いてみて頂くと
やっぱり下を向いてしまわれます。
秘密の言葉を使ってみましたが、やっぱり下を向いてしまいます。
何故かな?と思って
リハーサル終了後に気になる事ありませんか?
とこっそり聞いてみました。
「ネットで見たのですが 10M先を見て歩くんですよね。どこら辺が10Mか分からなくて・・・」
え!?と思いつつもうすぐ本番です。
「そうですよね。私も10M先はあそこら辺かな?くらいしか分からないですよ。
じゃあこうしましょう。
10M先ではなくその先の未来を思っていただけませんか?前を見ましょう」
言葉のカタチを変えて伝えてみたら。
「あぁそうか」という表情の新婦様。
本番でも素敵にしっかりと歩かれていらっしゃいました。
ネットで勉強することは大変良いことですが
せっかくのバージンロード。
意味を知ってもらって。しっかりと前を見て歩いてみませんか?
長谷川 円香